いつも開店前に立ち寄るコンビニで目に入ったこれ。画像だと分かりづらいですが、普通のポッキーの箱3つ分くらいのでかさです。
仕事の合間に食べるお菓子は、明治ブラックチョコレートとかチョコ棒とか、どうしてもお気に入りのものばかりになってしまうので、たまにはこういうのもいいかも。山本直純も「大きいことはいいことだ」って言ってたし。と思って、買って店でポリポリ食ってたところ、ある疑念が生じてきました。
これってもしかして、酔っぱらったチャラい若者が
「ギャハハ!デケー!」
「俺これ買うわww」
「こいつマジで買ったよwwウケるww」
みたいなノリで買ってったり、(そしてそのまま忘れ去られ、すっかり醒めた翌朝6時に、虚ろな瞳でみんな黙って食うのです。)
子どものお誕生日会で出して、「うわー!大きい!」「大きいね!楽しいね!」と盛り上がったり、ファーストインプレッションである程度のテンションを要求される、ノリありきの商品なんではないか。決して、これから仕事に向かうさえない男が一人で、ただ休憩中に食べるものとして素で買っていくものではないんじゃないか、と。
例えていうと、土産物屋で売ってるキーホルダーについてるコンパスを頼りに山に登ったり、ヌードトランプで遊んで家族団らんの時間を過ごすみたいな、ノリを読めない朴念仁のマジボケだったんじゃないかなと思ったわけです。
(ちなみに、そういう不思議アイテムと実用品の境目に位置しているのが「ラーメンの汁を一緒に飲まないようにコーンだけすくって食べる用の穴の開いたレンゲ」です。それについては、以下の記事をご覧ください。)
もしそうだとすると、なかなかイタイことしちゃいました。
「午前11時頃、横浜市のコンビニでシラフの中年男性が一人でジャイアントポッキーを購入する事案が発生」って不審者情報に書かれてたら、それ私です。本当にすみませんでした。
「おいしそうだと思って手を出してしまった。」
「チョコならなんでもよかった。」
「今は反省している。」
と供述しております。
普段、家と店と組合を行き来するだけの生活なんで、都内に出ることもあまりないんですが、先日久しぶりに電車に乗って渋谷に行ってきました。
電車を待っている時に耳に入ってきた、近くにいた人たちの会話。
「中山道って言うと高橋が悲しむから言うなよ~(笑)」
なにそれすげー気になる。中山道で高橋に何があったの?大宮に住んでた頃、よくチャリで走ってたから、まんざら知らない道でもないぜ、高橋。話を聞こうか、高橋。
たぶん高橋は過去に中山道で悲しい出来事があったと思われるのですが、その出来事を想起させるのは、まず人か事物であって、道がそこに入ってくる理由がわかりません。あるとしたら、中山道を開通させるために高橋が徴発され、過酷な労働を強いられたとかでしょうか。
もしくは、高橋のあだ名が「中山道」なのか?でも、悲しむほどパンチのあるあだ名でもないし。命名センスを疑いこそすれ、呼ばれた君が悲しむことはないぞ、高橋。多分違うけど。
電車内でずっと考えてましたが、結局何もわかりませんでした。
渋谷についた時、もしその人たちが近くにいたら、まあ私は常識人なんでそんなことはまずしませんが、1%くらいの確率で「さっきの高橋の件、詳しくお聞かせ願えますかな?」って聞いてたかもしれません。
あやうく「渋谷駅構内で面識のない男性から高橋の過去を問いただされる事案が発生」するところでした。